東洋工芸のアジア展開

アジアカンパニー

東洋工芸はアジアカンパニーです。本社は日本にありますが、東アジア・東南アジアを合わせたアジア地域で、ビジネス開発をすすめ、強力な基盤を構築しています。
アジア地域での生産、調達のほかにアジア各国のローカル現地企業との協力関係・コラボレーションのもとに販売・マーケティングも進めています。
2015年5月にはベトナム・ホーチミンに現地法人(会社名:TOYO T.A.P.E.R) を設立いたしました。
アジアに基盤を置くアジアカンパニーであることを誇りとし、沸騰しつつあるアジアとともに成長することを目指しています。

TOYO TAPER (Vietnam)

東洋のたくみ

東洋工芸は “東洋”そして“工芸”の名をいただいています。60有余年前の会社創立時点で、すでに事業の視野を‘東洋・アジア’に置いていたことになります。
また“工芸”の言葉の響きは、繊細で優雅な“たくみ”の品物、堅固で上等な身辺の品々などのイメージを呼び起こさせます。
そうです。“東洋のたくみ”がまさしく東洋工芸のDNAです。
アジア諸国で産出し、供給するオフィスチェアや、ハイパーフックなどの生活文化領域での商品群は東洋工芸の半世紀を越える経験と努力の結晶です。
これらの商品群は“品質の東洋”の名声に恥じない、“東洋のたくみ”のDNAにより生み出された成果です。

アジア工場写真

アジアソーシングネットワーク

当社はお客様への供給システムの核として、アジアソーシングネットワーク(アジア調達網)を運営しています。
このネットワークではアジア各国に生産委託契約を結んだパートナー企業群を配置し、茨城県五霞町の自社工場がネットワークのハブ基地・車軸として機能しています。
茨城工場はネットワーク全体の品質管理、生産供給の運営・統御を行っています。このアジアソーシングネットワークから供給する品物は低廉なアジアコストと日本品質の二つを確実に両立させています。
このネットワークのメンバーは相互に深い信頼とフレンドシップ精神で結びあい、十全に整えた生産委託のパートナー契約と厳密な品質管理契約に基づくパートナー群です。

ネットワーク図

これらのパートナー企業群は相互に連携、取引関係をもち、またハブ工場茨城との緊密なコミュニケーションのもとに優秀製品を生産する強力なネットワークを構成しています。 メンバーはそれぞれ中国、台湾、インドネシア、タイ、ベトナム、韓国、香港などアジア各国で堅実にチェアビジネスにたずさわっています。
これらのメンバーはネットワークにとってはそれぞれが堅固な結節点、すなわち各国のアンカー・いかり(錨)の役割を担っています。さらにこれらの優良アンカーの周辺には当社が慎重に評価し選抜した協力企業群が配置されています。アンカー自身、またその周辺の協力企業群も品質管理能力に優れ、安定した生産を行う精鋭揃いです。この柔軟で強力な連携ネットワークは、他社の追随を許さないレベルにあるものと私どもは自負しております。

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フレキシブル、多様な生産供給

当社はお客様がお求めになる製品の納期、ロット、コスト、グレード、などのさまざまなニーズに対して、より柔軟にお応えするよう四つの供給方式を運営しています。

東洋工芸:イス供給の基本デザイン:供給方式と製品グレードのマトリクス

  1. 完成品輸入直納方式:普及品、規格量産
  2. 完成品自社輸入自社ストック:中級品、中ロット・量産
  3. 製品輸入・茨城組立て:中級品、中ロット・量産
  4. 茨城自社一貫生産:高級品、小ロット・短納期

これら4つの供給システムからどの方式を選択するかは、お客様とご相談して決めさせていただきます。上表の通り、基本的にお客様のどのようなニーズにもフレキシブルに対応する用意をしております。日本のサプライヤーでこのような柔軟な供給体系を確立した会社は他には見当たりません。